これは自己変革に向かう為に必要な考え方でもあります。

「自己変革あってこその第二の人生、セカンドライフ」でも

お伝えしましたように、順調なときは自己変革に目が向きません。

しかし、失意のときなどに自分自身を見直すチャンスがきます。

順調であったときの自分とは本当の自分であったのか?

人から祭り上げられた自分ではなかったか?

運良く成功したがこれは本当に自分がやりたかったことなのか?

人からは自分の事をどのように見られているのか?

本当の自分は何を目指していたのか?

自分は何の為に生きてきたのか?

 

そのような自問自答を俯瞰(ふかん)してみるこが大切なのです。

世の中の常識で縛られている事に自覚を持とう

偽物の自分、本物の自分とは何か?を考えたことがあるでしょうか?

たいていは若い時から大きな壁にぶち当たった経験も無く順調に来た方は

この答えを考えたことはないかもしれません。

 

これまで悩みも迷いもなく生きていれば、これが「本物の自分」だと思っているからです。

それは常識的な目でみたらそうかもしれません。

しかし世の中の大半の常識は人が作り出したものです。

自分達が生き易い様に解釈し、ルール付けしたものがほとんどです。

 

それを疑う事もなく過ごしているとしたら、

壁にぶち当たる事もないかもしれません。

それに自分を疑い「偽物の自分」と戦うこともないでしょう。

なので捨てるといっても理解に苦しむだけですよね。

 

偽物の自分に出会うのはたいていが失意の時

しかし、それぞれ長い人生を経験する間に様々な苦難,

困難にぶちあたる時があります。

とくに、これまで順調に過ごしていた方が不慮の事故で死に際に立ったり、

重い病にかかったり両親を事故で亡くしたり、

これまで考えてなかった失意のどん底が身に及んだ時です。

 

そこに自分自身を振り返るきっかけができるのです。

そのチャンスをどのように捉えてこの後を生きて行くかは、

その人にとっての試練でもあります。

 

その時にそのような不幸を他人のせいにするのは簡単です。

神を恨んだり自暴自棄になることもあります。

でもそれは自分自身にとって何の解決にもなりません。

 

一番大切なのは、その事実を「受け入れる」という事です。

 

そこから逃げないということでもあります。

人のせいにしないということであります。

 

突然不幸が訪れた原因をしっかり振り返って考えてみる時間が必要です。

反省する時間です。

反省は偽物の自分と戦う貴重な時間

不幸が訪れる前の自分が、そうなるだけの原因を創っていることがあります。

たとえば、わがままや自己中心的な考えや他人を寄せ付けない頑固さなどです。

 

それらを客観的な立場で自分を観る反省が必要です。

ただし、気が重すぎる時とかはムリをしないで少し気分がよい時を選んでください。

反省は、まとめて時間が取れる時にしてください。

 

反省の仕方としては、これまで生きて来た「人生のすべて」を思い出す様にしてください。

第三者が自分の人生を観て来た様に、自分を突き放した立場で観てください。

 

このような反省を通して間違っていた自分が見えてきた時に、「偽物の自分」に出会います。

 

この偽物の自分から逃げないで、本当の自分を見つけるまで反省において戦い抜けば、

偽物の自分を捨てるさる事ができるのです。

ポジティブとネガティブな心の戦いを経験します。

かなり辛い体験ですが、乗り越えることができるでしょう。

 

内省する期間をもつことはとても重要

これを他の言葉では「内省する期間」をもつとも言います。

人によって期間は違うでしょうが、僕の場合は6ヶ月間かかりました。

本当に辛く厳しい期間ではありましたが、本物の愛に包まれて

他にたとえることができないくらいの幸福を感じる事もできました。

 

そして自分が進むべき本来の道が見えてきました。

本物の自分がやるべきことが見えてくるようになってきました。

 

ただ、これまで歩んできた偽物の自分の人生を一度突き放してみることが

とても大事なのですが、否定をしてはいけません。

違っていると思ったとしても、のちに本来の道に必要なものであったこと

が理解できるようになります。

 

偽物の自分を捨て去った結果、人によっては、病気が治る奇跡もでてきます。

現に僕は難病が完治しました。

 

ほかにも、いくつかの奇跡を体験することもあるでしょう。