あなたにとって幸福か不幸になるか、幸運か不運を

引いてくるかは、あなたの「心」の中に問題があります。

 

「心」の中には、大きな方位磁石のような「針」があって

天国か地獄のどちらの方向をいつも指し示しているかで

あなたの現在、未来の人生が決まってくるのです。

 

その「思考の針」の向きを修正し、天国の方向を指し示すことを

維持できれば、あなたの人生に幸運は訪れて

死後においても幸福に導かれるでしょう。

 

それには、生きている内に「心」の性質を理解して、

「心の指針」をコントロールできるようになりましょう。

 

 

そもそも脳に「心」はない

脳の画像が、赤や青に光ったりしているところをTV番組でよく見かけます。

この脳の「心」が思考しているから赤や青に光っていると

脳科学では、さかんに脳に「心」があるように説明しています。

 

しかし、それは思考をしているのではなくて

反応していると考えないのでしょうか。

 

赤や青に光って反応しているところは熱をもっていると

思いますが、コンピューターの筐体きょうたい内も同じ様に熱をもっています。

脳はコンピューターに内蔵しているCPUやハードディスクであって

頭蓋骨ずがいこつがコンピューターの筐体の役割をしていると思うのです。

 

なぜなら、コンピューターそのものは、人間がプログラムを

インプットしなければ、勝手に思考して自主的に物事を

判断して解決するようなことはできません。

AIロボットでさえ、基本になるプログラムを人間がインプットしています。

 

実際、人間が思考をして、キーボードやマウスによって

指示をしてコンピューターを動かしていますが、

それとまったく同じで、思考しているのは「心」であり、

本人の意識そのものが命令をしているのです。

 

シンプルに言えば、胸の心臓辺りにある「心」が思考をして

その信号が一瞬に脳へ伝達されて、脳が反応して

その伝達を受けて脳はカラダを動かしているのです。

 

もう一人の自分が存在している2つの体験

これについては、筆者が体験を通して感じたことです。

突然の左脳の脳梗塞のうこうそくで、右半身不随ふずいになったのです。

右手からハシが落ちた時、おかしいと思ったのが始まりで

その後、病院へ行き危篤きとく状態を乗り越えて、目を覚ました時には

右側の腕、足すべてがビクともしないことに気が付いたのです。

顔においても目や口は下がって、口は締まりがなくヨダレが

垂れて、「これからどうなるのだろうか」と不安になりました。

 

そのように、考えている自分がいるし、右腕を動かそうと命令する

自分がいるのです。

奇妙なのですが、自分のカラダがガンダムのようなロボットのようで

命令をしても動かないというのを客観的に観ているのです。

もう一人の自分が存在している感じです。

思考自体は、まさに正常でした。

 

その5年後、もう一人の自分の存在を感じたのは、幽体離脱ゆうたいりだつの時です。

自分のカラダの上空から自分や妻を眺めて、「オーイオーイ」と

声をかけているもう一人の自分がいるのです。

空中で飛び跳ねながら、カラダ(肉体)を脱いだ感触が

軽くて気持ちの良い感じを味わっていました。

 

この2つのもう一人の自分の体験には、状況に違いがあります。

半身不随の時はカラダの中に

納まっているもう一人の自分が思考していましたが、

幽体離脱時は、カラダから完全に離れたところにもう一人の自分が

いて思考をしていたのです。

 

しかし、いずれも思考しているのはもう一人の自分であり

カラダ(肉体)は、ウンともスンとも言わなかったのです。

ちなみにこれは、霊的覚醒をする前と後での状況の違いを

両方体験させてもらったのです。

 

カラダのほうには頭脳があるわけだから

脳が思考しているのであれば、もう一人の自分など存在しないはずで

このような事は起こることはないでしょう。

 

世界中にこのような臨死体験,幽体離脱体験などをした人は

たくさんいると思うのですが、どうやら脳科学の世界では

幻覚や幻想のように扱っているのです。

 

「心」は目で観ることも手に取ることもできない

「心」は胸の心臓あたりにありますが、目には見えませんし

医者が手に取り出すことはできません。

 

でも100パーセントの人が「心」はあると思っているし、精神的なものだと

いう認識はあると思います。

 

悩みや迷い、困ったこと、不安や焦りは、すべて精神的なことです。

これらは「心」で思考したり、感じたりしています。

何となく胸が苦しいとか胸につかえたり、突き刺さった感じをもつ

こともあるはずです。

恋をした時は、胸(心臓)がドキドキした経験もあるでしょう。

 

涙を流す時も胸からこみ上げてくるはずです。

「ワタシハ カナシイカラ ナイテイル」というロボットのように

頭脳に言い聞かせて泣くわけではないと思います。

 

「心」は目には見えませんが、思考している本体であり、

目に観えないからすでに「別の次元」ともつながっているのです。

 

「心」が思考していることを確認しょう

静かにリラックスして瞑想状態をつくってみてください。

そして、胸の心臓を中心として半径30センチくらいの地球の様な

透明の球体(全体で直径60センチくらい)が

あるように意識をしてみてください。

 

それから深呼吸を3回程くりかえして、カラダ全体が落ち着いて

きたら、何も考えない様にしてください。

 

実は、何も考えない様にすることが難しいと思います。

何かしら、いろいろな感情が出てくると思います。

それが「心」が思考をしていることの証なのです。

 

「心」の中には、大きな方位磁石(コンパス)がある

静かに瞑想などをしていると「心」の中に、いろいろな感情が

湧いてくるような感じがすると思います。

 

「心」の中には大きな方位磁石(コンパス)のようなものがあります。

それは、あなたの思考の種類によって「思考の針」が左右にブレながら

様々なところを差し示すのです。

一般的に正しいことを考えた時、悪いことを考えた時は「思考の針」は

真逆の方位を差します。

 

例えば、他人が喜ぶようなことをイメージしてみた時と

もう一つは他人が嫌がることをイメージした時は感じ方が違ってきます。

「心」が純粋な人は、多分この2つのことを念った時の

「心」の状態が違うのがわかると思います。

暖かいか、それとも重暗い感じを受けるかもしれません。

 

ちなみに筆者の場合は、ネガティブに「思考の針」を向けると

別次元のネガティブな方々が、やってくるのが解りますので

すぐに舵を切り替えてコントロールしています。

 

「この世」において、人は、良いこと正しいことをまる一日中

考え続けて「思考の針」が正しい方向にピタっと、ずっと指し示している

ということは不可能に近いです。

真反対に振れることはなくても「思考の針」は、どちらかに振れているのです。

例えば、人から一言声をかけられたことで、どちらかに変化するはずです。

嫌な事を言われればネガティブ側に、嬉しい事を言われたらポジティブ側に

振れるでしょう。

「心」はそれだけデリケートなのです。

 

「心」の指針が人生の幸不幸を分ける

心の「思考の針」が、指し示している方向が、あなた自身の今現在の心境です。

あなた自身の「心」の傾向性が、あなた本人そのものなのです。

「この世」では顔や容姿など外見で他人はあなたを判断しますが、

今、災害が起こって突然あなたに「死」が訪れた場合は、あなたの外見ではなくて

あなた自身の本当の姿(心境)で判断されます。

覆いおお隠すものは、何もありません。

 

「心」の「思考の針」が指し示しているところが、あなたの行き先でも

あります。そう考えたとき、怖くないですか。

いつも「思考の針」をネガティブに向けていた人は、

必然的に天国には行けないということになります。

これは、死後の話ではありますが

生きている時も同じく、ネガティブな傾向性を指し示している「心」を

持ち続けていると不幸を引き寄せてくることになるのです。

 

「心」の指針を点検し、修正しよう

普段、あなたの「心」にはどのような想いが詰まっていますか。

例えばあなたは、ご主人に毎日、不平不満をもっていたとしましょう。

しかし、忙しく働いている時は考えないと思いますが

終って一人になると、また「心」の中から不平不満が湧いてくると

思います。

忙しく働いていると仕事のほうに集中するので「思考の針」は別の方を差します。

仕事が終わったら、また元の不平不満へ「思考の針」がもどってしまうのです。

これは、「心」には一度に一つのことしか思考できない性質が

あるのです。

この不平不満の念いを持ち続けていると、不幸を引き寄せていきます。

いわゆる根に持つようになってしますと、家庭内に悪いことが起き始めます。

子供が病気になったり、事故にあったりします。弱いところから悪いことが

始まります。

この原因は「心」が悪いもの(不幸になる要因)を引き寄せているからなのです。

 

ネガティブな念いが原因となって、不幸を引き寄せることが理解できたかと

思います。そうしたら、「心」には一度に一つのことしか思考できない性質を

利用して、こんどは反対をしてみてください。

 

どんなに不平不満をご主人に持っていたとしても

十分な食料もなく、飢え死にする人々がいる国がたくさんあるのに

今、こうやって生活ができて、子供もいて、何の不満があるのか。

今は給料の少ない主人であっても、いずれは出世するように

私がアゲマンになるしかないと考えてみましょう。

そして、どんなことにも感謝をして

ご主人や子供に明るく接するようにすれば

「思考の針」はポジティブな方を指すようになります。

 

さっぱりとした性格を心掛けることです。

ネガティブなことは引きずらないこと、こだわりをやめることが大事です。

こだわりは、「心」に不平不磨を溜めている状態です。

 

だから、焦らない事、悩まない事、迷わない事、たとえば迷っているなら

止めることです。

あれかこれか迷わないで「心」からストレートにスムーズに選び取れる時期が

来るまで待つことが重要です。焦ると失敗することが多いですから。

 

ネガティブな念いは、他のブログ記事「天国に行く人、行けない人」の

地獄に行く人の「心」の特徴を読んでみてくださいね。

 →           →【第二の人生】天国に行く人、行けない人

一日のうちで、ポジティブに「思考の針」が向く時間を長くキープできるように

努力してみてください。

きっと、あなたに幸運が訪れるでしょう。

まとめ

人それぞれ幸運や不運はあると思います。

しかし、すべて偶然に幸運や不運は訪れることはありません。

必ず、原因があるのです。

 

その原因は「心」の中にあります。

言葉や暴力などのように現実に見たり聞いたり、

目に観えているものにも原因があるようにみえますが、

普通、人間は言葉を発したり行動を起こす前は

「心」の中でイメージが先にあります。動機とも言います。

 

その動機に至る前が、感情的で精神的な問題が大きく

それを「心」の中で持ち続けていることが良くないのです。

また、その前にキッカケもあります。

そのような原因は、「心」の中にあることが多いのです。

 

それをこの記事では、「思考の針」というたとえを使って

みましたが、このように「心」の中ではネガティブな感情や

ポジティブな感情で「思考の針」が、いつも振れているのです。

 

そこで、あなたは明るくさっぱりとこだわりがないように

振る舞い、どんなことでも誰にでも感謝の心を忘れずに

ポジティブな感情を持ち続けることができれば、

「思考の針」が良いほうへ向くことになり

幸運,幸福を呼ぶことになるのです。