過去の失敗や過ちを現在まで引きずって後悔をしているならば、いつまでも幸せを掴むことはできません。過去に戻れるならもう一度チャンスが欲しいと思っていませんか。しかし、過去には戻ることはできないとほとんどの人は思っているのではないでしょうか。でも、それは人間の本質を見誤っているのに過ぎないのです。
結論から言うと過去は変えることができます。それによって現在、未来も変わってきます。
あなたが人生をどのように捉えているか、それはこれまでの常識に縛られているから過去は変えることができないのです。だから、その常識を捨てることが大事であるのです。
見方を変えてみる、思いこみを捨ててみる、そしてこれまで思いもしなかった真実を直視し信じることができるならばこれまでの常識は崩れるでしょう。
過去は変えられることが分かってきます。
それが人間本来の潜在的力に気がついたことにもなるのです。きっと、その後の未来は思っても見ないような素晴らしい人生が展開していくことでしょう。
人間はパラレルワールドに生きているとも言える
パラレルワールドとは、もう一つ並行に進んでいる世界があると言うことです。
あなたは、過去に人生の中で二つのうちのどちらかを選ばなければならない重要な場面に立っていたとします。
仕事や結婚など様々な決断の時がありますが、例えば、受験生で大学受験かそれとも就職をするか、あるいは希望の大学に受かるか失敗した結果、就職をするかといった場面が過去にあったとします。
その時を振り返って、2つの道の未来(現在)を想像してみてください。一つは現実ですが、もう一方は仮想、イメージになります。
この時、過去を振り返ってもう一方の道を考えると後悔することもあるのではないかと思います。
それは私たちは過去のもう一方の道は歩めなかったと思っているので後悔が出るわけです。
しかし、これはこの世の現実的な話になります。しかしながら、人間はこの世に生きているのは現実であって現実ではないのです。
この言葉は分かり辛いかもしれませんが、霊的な人生を歩んでいる筆者にとってはこれが当たり前の考え方になります。
霊的な人生を歩むとはどういう感覚か
そもそも、人間の本質は魂が真実で肉体はこの世限りの物質的な洋服のようなものであり、その中に霊体として魂が収まっておりその中心に「心」と言う存在であるのです。
ですが、ほとんどの人は主役は頭脳であって肉体そのものが自分だと思っているのではないでしょうか。なので目に見える物が現実だと認識をしているのです。
その根本的なところが全く違うので、現実を捉える感覚が違ってくるのです。
筆者は霊的世界からこの世を眺める感覚をもっています。また、この世にもあの世にも自由に行き来できるのです。でもそれは今のところ肉体ではありません。
肉体ができればテレポテーションと言って瞬間移動ができます。筆者の周りにいる宇宙人はそれができるようなので羨ましいところはありますが、死ぬまでに経験はしたいです。
ただ、肉体はすぐには難しいところはありますが、人間は誰だって「心」は次元を超えて瞬間移動はしているのです。ただ、気にしていないので実感がないのです。その「心」をコントロールできれば行きたい世界に行けているということになります。
心はすでに別次元にあると認識せよ
「心」というのは目に見えるように存在していません。この世に生きている私たちの肉体に重なるように肉体の形をした霊体としての魂があり、その中心あたりの心臓付近に丸い光の玉のように存在しているのが「心」になります。ですから、脳科学で言っている頭脳に「心」があるというのは間違っているのです。そのせいで世界中の人が誤解しています。
これは、目に見える物や証明できる物に固執した考え方でまさしくこれが唯物主義なのです。
人間は死ねば、肉体や頭脳は特に日本では火葬されます。しかし、肉体は無くなっても魂は生き続けているのです。筆者はそのような死後の魂と何度も話をしていますが、彼らには肉体や頭脳はありませんが「心」はあるのです。
しかし、現代の医学、科学では目に見えないものは蚊帳の外に置かれているせいで、この真実は明らかになっておりません。
ですから、世界中の人が根本的なところに誤解をもっているのです。この目に見えないというのが、筆者が言っている「すでに心は別次元にある」ということです。人間は肉体としての物質を纏ってこの世には生きているものの、魂としてあなた自身と言える「心」はすでに別次元に存在しているのです。
この世の3次元世界には時間が存在する
この世の3次元世界は、太陽を中心として24時間という時間が存在します。
しかし、4次元以降の世界にはこの世と同じような時間的観念がありません。ということは「心」は別次元に存在してはいても時間には縛られていないことになります。
ですから心の世界には過去も現在も未来もないということになります。
ただ、この世の3次元物質世界に近い次元(4次元)、特に地獄や迷いの世界にいる人(霊)たちは、死を自覚していないこともあってこの世の感覚で生きているのです。だから時間的観念をもっています。ただ、高次元世界へ行くほど時間的観念はないのです。
信じられないかもしれませんが、最近、筆者はさらに悟りがステップアップし、過去の大宗教を起こした有名な偉人たち(全て超高次元霊)をお呼びして会話ができるようになりました。彼らの姿は霊視ではイメージ通りの印象で変わっていません。彼らが自身を若く見せることはできるかもしれませんが、何千年もの歳をとった感じではなく、筆者が反対にその過去の宗教者に会いに行った感じがするくらいなのです。
心のコントロールによって過去を変える
この世的な感覚で言えば、過去は通り過ぎた昔のことのようになりますが、霊的世界、心の世界においては時間が存在しないために過去現在未来も自由にコントロールができるのです。
ですから、過去は変えられるということになります。
ただ、心は丸い玉のような形状と言いましたが、産まれたばかりの時はガラスのように透明ですが、大人になるにつれてだんだんと曇ってきます。
心の曇りは、排他的、利己的、間違った思い、考えや行動の集積が垢のように積もってきます。それは全ての人間が元々、神の子であるがゆえに善悪のジャッチが心を通して起こるからで、判断を誤れば心は曇ってくるようになっています。特に過去の失敗や過ちの中でも他人が絡むものに関しては反省なしで放置していれば曇りは濃くなります。
この詳細については書籍『天国の扉』を読んでいただければ理解できるかと思います。
反省が心の曇りを取り除く
ですから、まずはこの心の曇りを取り除くことから始めなくてはなりません。
例えるならば、心のハードディスクに記憶された過去の間違った思い、考えや行動を消す作業で正しいものに書き換えるためにリセットをして上書きをするのです。ただ心のハードディスク自体は新しいものには交換できません。
その作業は、この世でいうところの過去を振り返って、思い出して一つ一つ点検する必要があります。心に引っかかっているところは徹底的に洗直しをするのです。
その引っかかっているところは選択肢が2つ以上存在したはずで、他の選択肢だったらどうか。それを選んだがために他人を傷つけていないか、などを反省してみるのです。
皆さんは、反省は猿でもできるというように思ってはないでしょうか。
実は、本当のところ具体的、物理的にも反省は大変なことなのです。特に失敗や過ちの中でも他人が絡むものに関してはシビアなところもあります。
普通、自らを客観的に観るのは難しいところがあります。どうしても自分に甘くなるからです。ですから神の目線、守護霊の目線を感じながら振り返る必要があります。
ただ、このような大きな反省は人生の区切りで一度や二度はやってみる必要があります。
そうすれば、その後それが習慣になって毎日毎日を振り返るようになってくるのです。
この時は心はきれいになっているので反省の時間は思ったほどかかりません。
また、それが健康な「心」を維持していくことになります。
そうなった時に心はキラキラしているので様々な奇跡や思ってもみないhappyなことに出会うことになるのです。
過去を書き換えるには
冒頭の例のように受験の失敗をずっと引きずって現在を嘆いていてもネガティブな心には幸せのチャンスは訪れません。
その時の受験前の動機のところまた、もっと夢を見ていた子供の頃まで遡って自分だけではなく家族を含めて、心の中をよく点検してください。
ネガティブな心をもっていたらそれが足を引っ張っていたということになります。
それを許して消し込んでください。そして新たにポジティブな心を上書きするのです。
次に新たに今だったらこのようにしたいという良いイメージをもってそれに書き換えるのです。
そのようにしてクリアな心に新鮮な願いが書かれます。
これが過去を変えたことになります。
原因結果の法則は変えられる
原因あれば結果ありで何事もこの世においては、良い原因を作れば良い結果が起こり、反対に悪い原因を作れば悪い結果が起こるのです。そのまま何もせず放置していれば、必ずその通りになるのです。
しかし、私たちは仕事において例えば、製品を作るまでの工程で最初の設計図が間違っていたら結果もそのようになります。早めに気がつけば設計図を直す対処によって結果が変わります。
しかしながら、これと同じように心の中で最初に思った動機の部分が間違っていてもその動機の部分に立ち返って修正することはしていますでしょうか。
たいていの人は、心において動機の部分に戻って修正をかけることまでしないのではないでしょうか。
ひどい時は、その原因を人のせいにしたり何かのせいにしたり、正当化し非を認めないかと思います。要するに心の中においてはもっと悪いものに書き換えたか、放置してしまっているのです。
これが、心の曇りの原因になるし、過去の失敗や過ちを引きずる結果にもなるのです。
過去の自分を変えれば、現在未来も変わる
冒頭で受験での成功、失敗の例をあげましたが、このケースは実は何にでも当てはまるのですが、これは筆者の体験でもあるので語らせてもらっています。
実は芸大受験に失敗した後、やむおえず働きました。
23歳から料理の世界に入り修行し、自分の店をもったこともあります。その後、様々なクリエイトな仕事をしていましたが、しかし、『天国の扉』の通り33歳の時に大きな反省の機会を得たのです。
この反省時、受験失敗の後悔は実際にはしていました。しかし、過去の受験前の動機のところまで遡り、今現在を受け入れて、その上に上書きのように新たな夢を吹き込んだのです。
その後、思っても見ない奇跡が起こり、絵を描く仕事をしたいと思ってはいたものの考えても見なかったデザインという道に入ることができたのです。まるで線路が敷かれているような感じでした。
そこからはサラリーをもらうデザイナーとして寝る暇もなく仕事に没頭し、独学で建築知識を身につけ独立し、大手不動産会社との取引のチャンスをものにしてフリーデザイナーからインテリアデザイン会社を東京に立ち上げました。デザイナーズマンションの外観、インテリアのデザイン提案はまだ当時はニッチな分野で付加価値を上げる仕事ととして草分け的な仕事だったのでめちゃくちゃ忙しかったのです。ガラスのアーチストとしても活躍していました。
現在はフリーのデザイナーに戻っています。
もし、もう一つの道の芸術系の大学に受かっていたら、今と同じ道は経験していないと思えるのです。
ですから、まずは夢を諦めない心が大事であるのと、失敗を引き摺らないことと今を受け入れること、大きな反省によって過去に立ち戻り、動機のところを見直して新たな決意でもって、多くの人が喜んでもらうための仕事がしたいという純粋な心をもったのです。その心に完全に入れ替えました。
すると、目に見えない存在に感謝するほど思いも掛けない奇跡が起こったのです。
もし、大きな反省をする機会がなかったならば、今も悔やんで様々な迷い道の人生を歩んでいたかもしれません。
皆さんに言いたいのが、過去の失敗や過ちを悔やむ必要はないということです。人生はやり直しが利きます。過去は過ぎ去ってはいません。心の中に今も尚、存在しているのです。
ただ、今の自分を受け入れて過去を振り返って反省をし、過去を正しく修正できるかどうか、そしてその上に新たな未来を吹き込められるかどうかです。
この世の物質よりむしろ「心」の方が実体がある
心」というものは本来は実体があるものであり、この世の3次元物質世界の方がむしろ実体がないのです。それは「心」は自分自身だからといえば、それまでですが、、、
実際は、時間の観念のないあの世の世界から眺めた時、この世の物質世界は時間と共に変転し朽ちてしまうのです。過去、現在、未来という流れの中でお釈迦様が「生老病死」を説いたように変転していくのです。
故に、本当は実体がないのです。ですが、ほとんどの人はこの世の方を実体あるものとして執着をもって追いかけているのです。
例えば、光の前に手をかざして光と反対側の壁に手が影になって見えると思います。
その影が「この世」であり、手をかざして光が当たっている方が実体ある世界なのです。この例は哲学者プラトンがイデア論の説明で使った「洞窟の比喩」と同じかもしれません。(注意)ソクラテスやプラトンは筆者のように霊的能力をもっていた哲学者です。ですから、イデアというのは「あの世」のことなのであの世の存在、霊的真理を信じていない人は、大抵、ネット上では別の解釈になっているようです。
ですから、この世の常識を捨てること、目線をこの世からもっと俯瞰した「心の目」あるいは「霊的視点」から見るようになることが大事であるのです。
そうなれば、究極的に未来も見えてくるのです。
この世に生きている人は、この真理を強く学ぶ必要があるのです。そうすれば、心の本質、本当の自分自身の存在が見えてくるからです。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像