人は過去,現在,未来を生きています。
現在とは、過去の思い、考え、行動の集約が、現在のあなた自身を創りました。
では未来はどうでしょう。
あなたの未来も、現在のあなたの思い、考え、行動が創っていきます。
では、現在のあなたは、自分の生き方に満足していますか。
幸福を感じていますでしょうか。
もし、ネガティブな自分の過去のことで、
まだ悔いたり責めたりすることがあったとしたら
現在のあなたは、本当に心から幸福だといえますか。
過去にもどってリセットができたとしたら、どうでしょうか?
クリスマス・キャロルのストーリーのように
あなたの心がネガティブからポジティブに変わります。
原因結果の法則は変えることができない
「原因結果の法則」というのを聞いたことがあると思います。
言い換えれば、蒔いた種は自分で刈り取らなくてはならないと言うものです。
悪いことをすれば悪い結果がでますが、良い事をすれば良い結果もでる
という法則でもあります。
もちろん、法律として、物を盗めばドロボウとなり
人を殺せば殺人者となり、捕まって罪を償わなければなりません。
それに、嘘をつけばそのあと嘘がバレた場合、責任を取らなければなりません。
これらは、罪を償い責任をとることで蒔いた種を
自分で刈り取っていることにはなります。
しかし、いちばん問題なのは、悪いことをして罪をつくった人が
責任を取っていない場合はどうでしょうか?
悪いことをしたことがバレないでラッキーと思っている場合はどうでしょうか?
心はすべての念いや行動を記憶している
ところが、心にはすべての念いや行動が記憶されています。
悪いことでもよいことでもそれをする場合、まず動機からはじまり、
それがうまくいくかイメージをして実際に計画して行動に移します。
それらの一連は、「心」で思考してカラダで行動していきます。
このように、すべての原因が「心」から発しています。
「原因結果の法則」からみたら、この世では悪い行動は、
目につくので捕まった場合、その行動に責任を取らされますが、
心の世界で創った原因の結果は、誰が責任を果たすのでしょうか。
本当はバレないからラッキーではなく、
実は、この原因結果は過去に起こした事実は心の汚れとして記憶されて、
現在、未来までもっていくことになるのです。
そして、早かれ遅かれどこかでその報いは、必ず受けるようになっています。
この原因結果の法則からは誰も逃れることはできません。
もし、すぐに結果がでないとしても
悪い念いは、汚れとして心に溜まっていきます。
その汚れをそのままにしておくと、同じ様な悪い念いを
くりかえしていくようになります。
心の曇りが覆いかぶさって良心を隠している
その後、その汚れが心を曇らせていき良心というものに覆いをかぶさって
隠すようになってきます。
心の中では、隠しているだけで消えているわけではありません。
すべての人の「心の性質」は嘘をつくことができない為に、
覆いかぶして隠しているだけなのです。
だから、よく嘘に嘘を重ねてしまうというのは
覆いかぶしているから、また、嘘をつけるのです。
しかし、良心というものが少しでも残っていた場合、
その覆っているものを剥がそうとします。
それが、過去の自分ことをまだ悔いたり、
責めたりする念いとなって自分を苛(さいな)ます症状としてでてきます。
蒔いた種を刈り取れ!という心の叫びでもあります。
心の法則に従うだけで過去は変えることができる
しかし、人は悪いことをしてしまった過去にもどってやり直すことはできません。
悪いことの原因を創った過去に戻れないとしたら、
苛(さいな)まされる嫌な心の状態で未来を生きなければなりません。
それでは、いつまでたっても幸福だと言い切れないでしょう。
お金があって裕福になったとしても、心に傷があるかぎり真に幸福だといえないでしょう。
しかしながら、「心の法則」に気がつけば過去に戻ることができるのです。
肉体は、タイムマシーンができないかぎり、過去にもどることは不可能です。
「心」は、胸の心臓あたりにありますが目で観ることはできません。
「心」は目に見えない世界にあるので、次元の違うところに存在していると考えられます。
だから、テレポテーションして過去に戻ることができるのです。
この「心の法則」に従った理論をつかうことで、過去に間違った心の清算ができるのです。
『心の錬金術』という方法で清算をするならば過去を打ち消し、未来に引きずることはありません。
追記
しかし、ここで注意が必要です。『心の錬金術』による過去の心の清算ができて、
自分の心が浄化し、幸福を感じるようになったとしても
もし過去に自分が人を傷つけたり、人や物に被害を与えたままだとしたら
それは許してもらえるかどうかは、当然、別の問題になります。