「霊的覚醒」とは、「この世ならざるものに目覚めること」を言います。
死後の世界を知るには、人それぞれ様々なキッカケがあり、
その後、今までとは違った人生を歩み始めるようになります。
「霊的覚醒」とは、スピリチュアルに目覚めることで
現代は、スピリチュアルも欧米では体系化されつつあり、自己啓発的な
ビジネスにもなっています。
「霊的覚醒」も浅いものから深いものまであり、「霊的覚醒」にも
良いものと悪いものがあって、霊能力や霊媒能力など霊的な力
をもつことがあります。
この記事では「霊的覚醒」とそれによる霊的能力の意味や
メリット、デメリットなどをお伝えいたします。
「霊的覚醒」のキッカケ
・大きな失敗、挫折経験によって
・人生を辞めたいと自殺する寸前まで追い込まれた時。
・大病の経験から人生を振り返った時。
・不思議な夢や臨死体験など。
・世にも奇妙な神秘体験をした。
・UFOや宇宙人を観た。
・人生で逆境を経験している時に霊的な書籍との出会いから。
・宗教団体に入ってから、影響を受ける。
・肉体を激しく鍛えることをしている(スポーツも含む)。
・前人未到の登山に挑戦したり、冒険をしている。
・宇宙に長時間滞在している。
・占いや心霊スポットに関心がある。
・霊的な磁場の強いところに長く居た。
・多くの低級霊に憑かれることをした。
などです。
「霊的覚醒」のデメリット
「霊的覚醒」がすべて良いものとは、言い切れません。
上記の例のように、様々なキッカケがありますが
キッカケにより、生き方が変わってきます。
しかし、大事なのは、霊的覚醒をした人が
その後どのような人生を送っているかです。
その人の思い、考え、言葉や行動がすべてです。
・一般社会においてきちんと信頼されて仕事ができているか。
・時間にルーズでないかどうか。
・夜中まで起きていて、不規則な生活をしていないか。
・重暗い感じがないかどうか。
・暴言を吐いたり、訳の分からないことを言っていないか。
・直ぐに暴力や短気を起こさないか。
・自己中心的でないか。
・身なりがだらしなくないか。
このようなネガティブな要素をもっているとしたら
霊的覚醒を起こしていることが、精神状態までおかしくしてしまい
「霊的覚醒」のメリット
「霊的覚醒」は、この世ならざるものに目覚めて
あの世(死後の世界)があることを信じて
この世の人生を自己研鑽に励みながら
人格を高めていくことに意味があります。
特に、守護霊や支援霊と交流ができるところまで
いくとさらに高い見地から社会や物事の道理が
見えて、自分の得意分野で世の中のために貢献するように
なります。
要するに、自分は何者であって、この世に何をするために
生まれてきたのか。そのような自覚が生まれて
自分が世の中に貢献するべきものが理解できるのです。
これは人として生まれて最高に幸せな生き方なのです。
「霊的覚醒」による正しい人生には真理知識が不可欠
霊的な体験や神秘体験などの現象を喜んでいる人達もいます。
確かに「霊的覚醒」には、摩訶不思議な現象というものが
目覚めのきっかけにはなり、自分しか味あわないような特別な感覚を
もつからです。
でも本当は、そのような現象を起こす者が霊的世界に居るのです。
その霊的世界にいる者が、どのような霊で、
どのような目的でそのような現象を行って
見せたのかが重要なのです。
この世の人がその理由や、その霊自身のことを知らないのに
ただ嬉しがっていたら、足元をすくわれて危険になることも
あります。
そのためにも、正しい真理知識を学習することが不可欠です。
これは、霊的な世界に入れば入る程、知っておかなければならない
資格のようなものです。
「霊的覚醒」で霊的能力を得る人もいる
「霊的覚醒」で霊能力や霊媒能力を得る人もいます。
その能力が、守護霊や支援霊によってもたらされたのであれば
それは、持つべき時や人を選ばれたことにもなります。
でも大抵、その能力は守護霊の許可の無いところで
もってしまうことが多いのです。
例えば、霊視、霊聴などあります。
霊視は、見えないものが見えるようになり、人に憑いた狐やヘビが見えるとか、
オーラが見えたりする人がいます。(この段階は表面しか見えていない、奥にある
真実のものまで観る力はない)
霊聴は、誰もいないのに耳元で話声が聞こえるなどです。(この場合は低級霊)
霊媒能力は、イタコと同じで霊を自分のカラダに乗り移らせて語らせたりする
能力です。
これもどういう霊が憑いているのか解らないままやると
たくさんの低級霊に憑かれてしまい廃人になってしまうこともあります。
このような普通ではない能力を持つと、精神状態がおかしくなる人や
この能力を占いのような商売にしていこうと思う人もいます。
霊的能力がついたキッカケが問題
霊的能力というのは、諸刃の剣でもあって
その人に人格相応であればいいのですが
人格にそぐわない形でもってしまうことが多いのです。
よく斬れる刀を拾ったような感じです。
扱い方が解らないと、自分を斬ってしまうのです。
重い刀をきちんと振れる能力がないと難しいのと同じです。
それは、「霊的覚醒」のキッカケのところで書いた、
・霊的な磁場の強いところに長く居た。
・多くの低級霊に憑かれることをした。
など、自覚がないところから起こってしまうことも多いです。
このようなキッカケから霊的能力をもった人は
そのうちに低級霊に翻弄されて、社会に適合できなくて
廃人同様になっていくのです。
しかし、本人がまだ深入りする前に真理知識をつけて
正しい生活に改めると健全になります。
それには一旦、そのような能力を捨て去る気持ちが必要です。
「霊的覚醒」には、やはり「心」が大事
霊視や霊聴などの霊能力は先天的にある人もいます。
本当は、人間は霊的なので、当たり前ではあるのですが
幼児には、見えたり聴こえたりする子が多いのです。
筆者も霊感は強い方だったので、恐かったのを覚えています。
大人になるほど、霊感や霊的な力は落ちていきます。
その理由は「心」に問題があります。
「心」の大切さは、この世の物質世界で生活を送っていると
忘れてしまいます。
「心」の作用を理解していなければ、いつのまにか、
「心」の表面意識と潜在意識の間に曇りをつくってしまうために、
「心」の窓を塞いでしまうのです。
その曇りの原因は、自己中心的、悪い意味の頑固さなど
ネガティブな思考や間違った言葉、行動と、
唯物主義に染まってしまうなどあります。
これらを反省、清算することで「心」の曇りを取ることが
できるのです。
「心」の反省から入る「霊的覚醒」は王道
「霊的覚醒」をするための王道があります。
この王道は、お釈迦様が2500年前に説かれた「悟りの道」です。
それは、反省によって「心」を浄化させて「心」の窓を開いて行きます。
これについては、キリスト教も「懺悔」があり、日本神道も「禊払い」
という方法がありますが、宗教で説かれている真理なのです。
特に「悟りの道」は、ある程度の時間経過が必要になります。
反省による「霊的覚醒」がもたらされた後、反省に報いるための
行為や真理知識を学んで、感謝の日々を過ごす必要があります。
修行のようなもので、焦りは禁物なのです。
「心」の窓が開くということは、良いものや悪いものが入ってくるからです。
(悪いものの方が圧倒的に入り易いのです。なぜなら、「この世」は3次元世界であり
地獄は、4次元世界の「この世」に近いところにあるからです。
良いものといのは守護霊、それ以上の高級霊になってくるとはるかかなたの次元
に存在しているので交流が難しいのです。「心」にわずかでも曇りがあれば
そこに、悪いものが侵入して塞いでしまいます。雲がところどころにある青空に
真っ黒な入道雲が現れて、太陽を隠してしまうようにです)
守護霊、支援霊との交流までいくようになる
「心」が浄化されると、理解できる霊的感覚があります。
「心」のある胸のあたりに、頭の前方上から光が差し込んできて
胸がポカポカ暖かくなってきます。これは、最高に気持ちがいいです。
そこから先は人によっては、守護霊と会話ができるように
なるかもしれません。
その人に応じて霊能力(霊視など)や霊媒能力(チャネラー)
や癒し(ヒーラー)や病気直しも与えられるでしょう。
もう少し段階が上がると、遠隔ヒーリング、マインドリーディングや
対機説法能力(心を改心させる力)などがついてきます。
要するに、他人の悩み、苦しみの「心」が解り、
それに見合った救いの手を差し伸べること
や取り除くことができるレベルがあるのです。
これらの霊能力は、この世的な努力をしている人で
正しい生活、仕事、正しい心をもち真理知識を蓄えた人で
あれば、相当な力を発揮するでしょう。
「心」が清らかな人は、神の力の一端を任せて頂けるのですから
本当は、選ばれた人に与えられる霊的能力なのです。
これは、この王道に入ればもたらされる能力でもあります。
霊能力がすべて正しいとは限らない
世の中には、スピリチュアルや霊能開発などありますが
ヒーリングやチャネリングなど様々にできるようになるからといって
全部、正しいとは限りません。
「霊的覚醒」で霊能力がついたキッカケや動機などが問題であり、
「心」の重要性を説いていないところは怪しいと思ってください。
霊能力でお金が稼げるというようなものも疑ってください。
あとは、その能力をもっていると言われる人の人格をよく観察してください。
95パーセント以上は、間違っていると聞きます。
見えない世界で霊能力を与えているものが何者かが問題だからです。
ほとんどバックについている者が、低級霊、悪霊の場合が多いのです。
それとは反対に、反省を通して「心」が浄化され霊的覚醒に至る方法が
王道であり、忍耐という一定の期間を経て守護霊と高級霊と交流が可能に
なってくるのです。
しかし、低級霊や悪霊、悪魔には「反省」が嫌いなので、すでに取り憑かれて
いる状態では、ひとりで反省をするのもなかなか難しいところではあります。
「心」が汚れたまま霊的な方に引っ張られると人生が狂い始めてコントロール
できなくなります。また、正しい霊的真理知識も絶対必要であり、常に真理を探究
する姿勢がなければ、簡単に騙されて足下がすくわれます。
直ぐに出来上がる人や特別な力を持つとすぐに慢心する人はやられます。
筆者は何人もそのような人を観てきました、恐ろしいのです。