長い人生に「ケジメ」をつけたことはありますか?

歩き続けるだけではなく、たまには立ち止まってみませんか?

 

これまでの人生を清算してケジメをつけましょう。

そのときにはきっと、第二の人生の扉が開き、

そして、これからの人生に明かりが灯って未来を照らしてくれるでしょう。

 

大掃除という「ケジメ」はつけている

師走が近づいてきて、ほとんどの方は忙しくなります。

そして正月を迎えるのに、

日頃から気になっていたところを念入りに大掃除すると思います。

これは世間一般では常識化しています。

 

年を迎えるにあたって、気分を一新したいのもありますし、

これを済ませないと今年のアカまで持ち越しすれば、

来年は嫌な年になりそうで縁起が悪いから

ゲンを担いで年末は大掃除をします。

 

その大掃除では、日頃の掃除以上に隅々までやりますので、

無くなっていた物や忘れていたもの、懐かしいものまで出て来たりします。

家に関してやカラダについてはケジメの習慣をもっている

たいてい、家の中は毎日または数日に1回は掃除をしていますよね。

物が散らかって床が汚れていると何だか気分が良くありません。

それに物がすぐに使えるように便利にしたいですからね。

 

自分の生活している環境は、便利にきれいにしたいというのは当然の考えで

欲求でもあるかもしれません。

これらは、自分を取り巻く物質的な環境に対してですが、、、

 

それに、習慣としてお風呂に入って髪やカラダを洗っていると思います。

洗わないと汗や汚れがついたままだと気持ちが悪いのできれいにしたいですよね。

 

これは、自分のカラダをきれいに保っておきたいという欲求と

特に異性には嫌われたくないという外観的な欲求もあり、

身だしなみにも気をつかいます。

 

このように自分のカラダや家の中、それに車や持ち物、

洋服もみんな奇麗に保っておきたいという欲求があります。

自分に関係している物質的なものは、長持ちさせたいし奇麗に保っておくことで

価値を上げておきたいという考えもあるでしょう。

なぜ自分の人生にケジメをつけることをしないのか?

自分のカラダや家の中や物にはケジメをつけるのに

なぜ人は自分の人生にケジメをつけることをしないのでしょうか?

この場合のケジメは、これまでの『人生の清算』という心の反省のことです。

 

毎日家の掃除と同じで、日々の反省はしている方はいるかもしれませんが

ケジメをつけるような大掃除まではしていないと思います。

 

本当は年末の大掃除のように「心」を大掃除する機会をもつことが重要なのです。

 

毎日反省している人は

毎日掃除を欠かさない人と同様にきちんとは片付いていると思います。

 

しかし反省をしていない人の心の中は

掃除をしていない荒れた倉庫のようになっていると思います。

倉庫の中にはいろんな過去に溜めた念いや考えが詰め込まれた壷

がたくさん置いてある感じです。

 

そのままにして置くとどうなるのか?

しかし、フタを空けたとき大変になるような予感がするから空けようとしません。

心の中は、家の中と同じで今まで忘れていたことや

懐かしいものが見つかるかもしれないのに

過去のことをほじくり出すと嫌なところが観えてくるのでフタをしておきたいと

思ってしまうからではないかと思います。

 

なぜ、心にケジメが必要なのか?

あなたといえば、「心」があなたを物語っているからです。

「心」は思ったり考えたりしていますが、それはあなたそのものなのです。

だから、「心」が散らかっていたり汚れていれば

他人はあなたの「心」を観ようとしたときに

どのように観えるでしょうか。

「心」はいつまでも騙し続けることはできません。どこかでネガティブな思いが

漏れてくるのです。

 

心の中を大掃除してケジメをつけよう

この人生のケジメともいうべき心の大掃除に必要な第一歩には

「勇気」というものがいります。

 

忙しい日々にもかかわらず、

そこで一旦ケジメをつけるために、時間をつくる勇気。

これまでの人生の清算、反省をスタートさせる勇気。

心の中の壷のフタを空ける勇気。

 

大きくこの3つが必要です。

できるかぎり、一度は立ち止まって振り返るという時間をもってください。

 

ただ、立ち止まってすぐに振り返って反省はなかなかできないかもしれません。

スタート時は何かきっかけや反動、背中を押すものがいるからです。

 

でも大丈夫、そのときは「感謝」から入りましょう。

妻や夫に感謝、子供に感謝、親に感謝と

身内から感謝して自分の生い立ちを振り返ってみましょう。

 

このようなケジメはこれまでの人生を振り返るための清算(反省)としてとても重要です。

1日や2日では終らないかもしれませんが、勇気をもって始めることが大事です。

この方法が、ハッピーな「第二の人生」の扉を開けることになるからです。