人は社会において他人という存在を頼りにして、自分というのを認識

しているところがあります。

しかし、その社会や他人に対する認識や見方は正しいのでしょうか。

もっというならば、社会や他人は絶対正しい存在であるといえるのでしょう

か。それによる自分も間違っていないと言えるのでしょうか。

 

たいていは、思い込みと真実とのギャップに「心の苦しみ」を創ってしまうので

はないかと思うのです。

では、その「心の苦しみ」のもとは何でしょうか。

 

その「心の苦しみ」のもとは、超誤解にあります。

 

その超誤解を解くことで真実が観えて「心の苦しみ」のもとが無くなり

正しい目、正しい耳、正しい心をもつことで本当の自分自身を知り、社会や他人

が理解できてくるのです。

 

その超誤解とは何でしょか。

 

このブログの記事は、前回の記事のテーマ【心の錬金術】苦しみから脱却

する究極の方法1に引き続き「苦しみから脱却する方法2」として書いてい

きます。

 

「心の苦しみ」は他人を正しく理解できないところに生まれる

心の苦しみは、他人との比較から生まれるところがあります。

「隣の芝生は青く見える」「隣のバラは赤い」など他人の方が、

自分より良くみえたり、幸福そうに思えたりします。

 

しかし、それはいつも結果を観て比較しているだけであって、そこまで至る過程は

見過ごしているところがあるのではないでしょうか。

他人がそこまで至るまでに、実際どのような苦労をしてきたのかは知らないことが

多いのです。

 

それは、ほとんどの人は自分を中心として物事を平面的に観たり、時間を止めて並

列的に観ているからなのです。

特に批判をしたり、嫉妬したりする人の多くは、そこまで至った他人の思いや考

え、行動を正確に聞いたり考えたりしないで上面うわつらや見かけや思い込みで判断して

まうところがあるのではないでしょうか。

それは、よく世間話やマスコミの報道を鵜呑うのみにして、単純にそう思い込んでいる

状況と同じです。

「心の苦しみ」は社会を正しく理解できないところにある

社会とは何でしょうか?

社会とは、他人との共存共生の世界のことです。

この社会は、人がより良く住み易い世の中を協力しあってつくることに意味が

あるのです。

 

国、地方、地域というくくりで、多くの人達が暮らしている集団の中では、人々の

代表として政治をおこなう人を立てますが、その政治というのは、人々の暮らしに

おいて幸せを現実化させる使命があります。

好き勝手に生きる人が世の中を混乱させないように法律やルールというものを制定

します。

これは地域、国によって違うところもあります。

 

人は、生きて行く為に衣食住が必要不可欠です。

そのために職業をもち、衣食住が充分に手に入るようにお金を稼ぐ必要がありま

す。

様々な職業を生み出している企業は、世の中の役に立つ製品や仕組みを創りだし

、利潤追求と存続により人々の幸せな暮らしのため、それに税金によって社会に貢

献して国や地方、地域の経済を支えているのです。

 

これらは単純な社会構造なのですが、しかし、実際の社会構造はこんなものではな

く、本当はどのようになっているのかを理解するには、実は難しい時代なのです。

なぜなら、現代はアナログからデジタル化が進んできているせいで社会構造はかな

り複雑化しています。

 

その理解をどこまでしているかは、人によってそれぞれなのです。

 

「心の苦しみ」は、誤解した社会の知識が原因でもある

デジタル社会によって合理化が進み、時間的にも空間的にも人の生活は便利になっ

てきました。このデジタル化が進むと良い面ばかりではなく、悪い面もでてきてい

ます。

管理社会という一見安全安心な部分はありますが、プライベートな部分が侵されて

しまうところがあります。

国が個人を一元管理し始めると、自由が損なわれることになり社会主義化が進んで

きます。

社会主義化が進むと今度は画一的になり、人の尊厳への軽視に繋がっていきます。

そして政治リーダーの考えによっては、全体主義国家になるかもしれません。

要するに「人は信用していない」ということなっていくのです。

 

本来は、人の尊厳を信じることが一番であり、社会において人のモラルやマナー、

教養を高めるのが大事であって、だから自由に任せて、そのかわり自由には責任と

いうものが伴っているのです。これが民主主義の精神でもあるのです。

 

しかしながら、今の日本は間違った方向にいっています。

日本の舵取りをしている政治家、官僚にも大きな問題があるのです。

すべては、過去に受け入れた唯物主義のなせるところであり、その誤解をしている

ところが現代の日本の良くない現状になっています。

 

「心の苦しみ」は、誤解した歴史認識が原因でもある

この社会というものには、歴史という時間の流れが存在します。

当然、国にも始まりがあり長い歴史があります。

しかし、歴史小説など好きな人は別として、歴史というのは学校で習ったくらいし

か知識がないかもしれません。

 

学校で習った歴史教科書を中心とした歴史教育において、それがすべて正しかった

かというとそうでもないのです。

それは社会的思想が、都合良く歴史をねじ曲げたり、権力をもった人たちの都合に

よって変えられたところもあります。

それと、国と国の思想の違いや理解の相違によって戦争が起こりますが、結果のい

ずれも戦勝国の方が敗戦国より正しかったことになり、言論が通ります、歴史は戦

勝国側の都合通りになっているところがあります。

実際、思いや考えが正しい国ではなくても戦争に勝ちさえすれば歴史は戦勝国のも

のになっているのが歴史の事実でもあるのです。

 

日本の場合も敗戦国として歴史が作られてきました。

そのような歴史が嘘や偽の情報で社会が成り立っているとしたら、誤解している人

がほとんどということになるのです。

 

このように国だけではなく、社会においても多かれ少なかれ、大小関わらず、嘘や

偽の知識や情報を真実として疑うこともなく、今が平和でさえいればいいと生き

ている人達がほとんどと言っていいのではないかと思います。

 

真実の歴史は、神様のように長い歴史を一度に俯瞰ふかんして観ることができればいいの

ですが、それは不可能で、人は断片的に切り取った世の中や社会に生きているので

すべての真実を理解するのはできません。

 

歴史教科書や参考書、書籍をあてにしたいところですが、書いている人達の都合に

よってねじ曲げられている部分が多いので、もし読むなら海外物も合わせて何百

何千という書物を読んで真実を探っていかなければならないでしょう。

固定観念があれば、なおさら真実を知ることは難しいと思います。

 

しかし、もうひとつは「原因結果の法則」という観点から眺めることができれば、

正しい歴史が観えてくるのです。

 

過去に選択をした原因の結果が現代に表れています。

そして現代に選択した結果は将来、未来に結果として表れていきます。

それが良い果実かどうかは、過去に良い種を植えたかどうかになります。

 

今の日本は過去の選択の結果が、現代に表れているということです。

ミサイルを向けられている意味も過去の日本の舵取りにおける選択の結果で、それ

は戦後、自国の憲法や国防をアメリカ任せにして経済を優先してきたツケが廻って

きているといえるのです。

 

歴史は繰り返すといいますが、今が明治維新の時とまったく同じで他国から侵略さ

れる危機が迫っているのです。にもかかわらず、今の政治を動かしている人にその

自覚があるのか、たいへん疑問があります。

過去の歴史認識の誤解を修正し反省して、国というもの、社会というのは本来

どのようにすべきかを喫緊に考える時期に入っているからです。

 

「心の苦しみ」の本当の原因は超誤解にある

あなた自身の思いや考え方は、この世に生まれてこれまで生きて来たなかで、親や

友人、学校、先生、上司、仕事関係などから知識をインプットし、経験が積み重な

って創られてきたのではないでしょうか。

 

そして、普通は「自分はこういう人間である」と思い込んでしまっています。

 

しかし、真実はまったく違っていることがあるのです。

それはたいてい誤解していたからなのです。

その誤解によって、人生が大きく違っていることに気がついて修正をかければ

必ず人生が好転していきます。

 

事実、筆者は26年前に一大転換をして、理想の生き方ができるようになりまし

た。それは「心」をリセットした時です。見えない世界から教えられたのです。

 

「今まで何をやっていたんだろう」

 

仏教では無明といいますが、トンネルの暗闇の中を歩いていた自分に気がつきまし

た。しかも無知であったことに恥をかいたのです。

本当の自分だと思っていた自分が、まったく違っていたのです。

それはその時に教えられましたが、その時はその自覚はありませんでした。

しかし、徐々に今までの人生の出来事がひとつの糸で繋がってくるのが観えてきま

した。それと同時に自分自身が何者であるかが解ってきたのです。

 

その一大転換をした時の超誤解は、「人間は物質であり死ねばすべてが終わ

る」「神は存在しない」という側の考えで、どちらかというと宗教的なものはあま

り関心をもっていなかったのです。

 

しかし、その考えは、大きな間違いであったのです。

見えない世界は存在して、「この世」の人をいつも見守ってくださっていたことが

解ったのです。

 

「心」のリセットが本当の自分との出会いを実現

この超誤解を解けたすべての要因は「心」のリセット、「心の浄化」にあったので

す。

それまで生きてきた(幼い頃から33歳まで)すべての思い、考え、行動、言葉を

ひとつひとつ思い出しては点検して、間違っていれば反省をしていったのです。

何が正しくて何が間違いであるかは、「心」の潜在意識にある良心という存在(神

と繋がっている)に照らし合わせて、反省を進めていったのです。

この時はたった一人で行っているのではなく、客観的に見えない世界(神に近い高

級諸霊)の見守る中で長い期間(49日間)行われました。

 

神に近い高級諸霊は、高いところから俯瞰して私たち人間(人生)をいつも見守っ

ています。

だから、間違ったことや正しいことをしていることはすべてお見通しで、個人だけ

ではなく、社会や国の考え、政治や歴史も未来もすべて俯瞰して観えているので

す。まるで箱庭(この世)の外から眺めているようにです。

 

穴があったら入りたいと思い、涙を流さずには居られませんでした。

そのような高級諸霊の前では、人間はまるで蟻のような小さな存在です。

その畏れを知れば知る程、人間は謙虚にならざるを得ないのです。

 

筆者はその後も「心」のリセット、浄化を続けました。

そして「心」の汚れや曇りが取り除かれて、奇跡がおきて病も消え、その後自分ら

しく正しい人生を選ぶことができるようになり、「心の苦しみ」のもとは無くなっ

たのです。

 

あれから26年間霊的人生観を持ち続けて、高級諸霊からインスピレーションを頂

けるようになり、このブログサイトを世に出すことが許可されて、ブログ記事を書

かせて頂いています。

 

まとめ

「心の苦しみ」を抱えたまま「自分はこういう人間である」と勘違い、思い込んで

いた筆者は、超誤解が解けたことによって、心機一転(まるで反転した)して本当

の自分の人生を歩んでいます。

 

今の世の中では、「死後の世界は無く、人間は死ねば終わり、神はいない」という

思想が蔓延しています。日本でもこの唯物思想が当たり前のようになっています。

これらの毒素が、人々の「心」を曇らせてしまい、真実を見えなくさせているので

す。だから「本当の自分は解らない」し、誤摩化されているから、解りようがない

のです。

 

この間違った認識、思想の上に自分自身の「心」が乗っかっているのであれば、本

当の自分とのギャップによる「心の苦しみ」は永遠に無くならないでしょう。

「砂上の楼閣」どおりなのです。

死後には、人生でせっかく築き上げたものがもろくも崩れ落ち、迷いの世界に入って

しまう人も少なからずいます。

 

しかし、「人間(魂)は永遠に生き続けている。魂の成長のために何度も生まれ変

わりを繰り返している尊い存在である。この世は学びの場であり、あの世が故郷な

のだ」ということを信じて、これまでの超誤解を打ち消した時に土台は砂上か

ら頑丈な石垣に代わってきます。

そして、これまで生きて来たすべての知識や経験が不思議にひとつに繋がって、自

自身の本当の生き方が観えてくるでしょう。

 

それには「心」のリセット、浄化が必須であり、その結果、筆者が言

っているとおりの見えない世界(高級霊や守護霊の存在)を感じ取り、圧倒的な

「愛」の光を実感することでしょう。

ひとりでも多くの人が「心の苦しみ」から解放されますように。